tkenichi の日記

毒舌皮肉系恥さらし日記

Economics

この世で一番面白いミクロ経済学

この世で一番おもしろいミクロ経済学――誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講作者: ヨラム・バウマン,グレディ・クライン,山形浩生出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2011/11/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 19人 クリック: 214回…

資本主義は嫌いですか

資本主義は嫌いですか―それでもマネーは世界を動かす作者: 竹森俊平出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 140回この商品を含むブログ (78件) を見る竹森先生の本は、『1997年--世界を変えた金融危機』も…

新しい家族のための経済学

新しい家族のための経済学―変わりゆく企業社会のなかの女性 (中公新書)作者: 大沢真知子出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1998/09メディア: 新書 クリック: 10回この商品を含むブログ (3件) を見る10年前に出た女性のための働き方を経済学の立場から論じ…

不謹慎な経済学

不謹慎な経済学 (講談社BIZ)作者: 田中秀臣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/02/21メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 300回この商品を含むブログ (58件) を見る「ヤバい経済学」や「まっとうな経済学」と比較すると、一つ一つの章が短めで、話題が豊…

1997年--世界を変えた金融危機

一か月以上もあいてしまいました。1997年――世界を変えた金融危機 (朝日新書 74)作者: 竹森俊平出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/10/12メディア: 新書購入: 10人 クリック: 167回この商品を含むブログ (86件) を見る時系列的に1997年前後の金融危機に…

サイバー経済学

サイバー経済学 (集英社新書)作者: 小島寛之出版社/メーカー: 集英社発売日: 2001/10/17メディア: 新書購入: 10人 クリック: 128回この商品を含むブログ (17件) を見る2001年に書かれた本なので、今となっては注目されていないのかもしれないけれど、結構面…

なぜ上司とは、かくも理不尽なものなのか

なぜ上司とは、かくも理不尽なものなのか (扶桑社新書)作者: 菊澤研宗出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2007/08/30メディア: 新書 クリック: 20回この商品を含むブログ (5件) を見る普段はこういう、いかにもサラリーマン向け、という本は手に取らないんだけ…

天才数学者はこう賭ける

天才数学者はこう賭ける―誰も語らなかった株とギャンブルの話作者: ウィリアムパウンドストーン,William Poundstone,松浦俊輔出版社/メーカー: 青土社発売日: 2006/11メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 77回この商品を含むブログ (25件) を見るかなり前に…

まっとうな経済学

まっとうな経済学作者: ティム・ハーフォード,遠藤真美出版社/メーカー: ランダムハウス講談社発売日: 2006/09/14メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 56回この商品を含むブログ (75件) を見る間があいてしまいましたが、久しぶりに書評を。邦題は「ヤバい…

貧困の終焉

貧困の終焉―2025年までに世界を変える作者: ジェフリーサックス,Jeffrey D. Sachs,鈴木主税,野中邦子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/04メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 165回この商品を含むブログ (82件) を見る題名からは慈善活動とか人道支…

ゲーム理論の世界

ゲーム理論の世界作者: 鈴木光男出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1999/10メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る日本のゲーム理論研究の先駆けともいえる著者がエッセイ風にゲーム理論を紹介した本。教科書的な本とは違うので、…

人工市場で学ぶマーケットメカニズム

人工市場で学ぶマーケットメカニズム―U‐Mart経済学編 (知的エージェントで見る社会)作者: 塩沢由典,松井啓之,谷口和久,中島義裕,小山友介出版社/メーカー: 共立出版発売日: 2006/06メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (1件) を見る人工市場…

破産する未来

破産する未来 少子高齢化と米国経済作者: ローレンス・コトリコフ,スコット・バーンズ,中川治子出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日: 2005/07/23メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (9件) を見るいわゆる「世代会計論」と「少子高齢化」…

小数の法則

確率論における有名な極限定理に「大数の法則」というのがあるが、行動ファイナンスの世界では「小数の法則」というのがあるらしいです。確率論で Poisson 分布に収束するための条件を述べた「少数の法則」とも別もの。小数の法則とは「法則」というよりも人…

経済学ではこう考える

ベッカー教授の経済学ではこう考える―教育・結婚から税金・通貨問題まで作者: ゲーリー・S.ベッカー,ギティ・N.ベッカー,Gary S. Becker,Guity Nashat Becker,鞍谷雅敏,岡田滋行出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 1998/09メディア: 単行本購入: 6人 ク…

行動経済学

行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書)作者: 友野典男出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/05/17メディア: 新書購入: 34人 クリック: 362回この商品を含むブログ (201件) を見る経済学の新しい辺境ともいえる、行動経済学についての一般向け…

経済時系列データでグラフィカルモデリング

統計の手法を駆使して、マーケットのダイナミズムを取り出すことはできるだろうか?一般的な値動きは市場アナリストに任せることにして、市場全体の大域的性質がどのように変化しているのかを眺めてみたい。そう思ってちょっと実験。それほど大層なことでは…

αを探せ!

αを探せ!最強の証券投資理論――マーコヴィッツからカーネマンまで作者: ベン・ウォーウイック,遠坂淳一出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2003/08/22メディア: 単行本購入: 1人 この商品を含むブログ (10件) を見る第1章の最初の囲みは次のような文章である…

ヤバい経済学

ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する作者: スティーヴン・レヴィット,スティーヴン・ダブナー,望月衛出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2006/04/28メディア: 単行本購入: 13人 クリック: 341回この商品を含むブログ (335件) を見る話題の本…

評価関数でインセンティブは変わる

と思うのだけれど。やっぱり。努力に対する結果は「運」と呼ばれるランダムネスがあると思うが、結果がどのように評価されるかについては、普通の社会システムではランダムネスは入ってこないので、リスク選好性と関係あるとは思えないんですが、どうでしょ…

不連続性による無駄という非効率性がインセンティブを生む?

昨日の日記の続き。結果が連続でなく、段階的に飛び飛びの値になっているために、過剰競争など行動様式に歪みが出るのではないか?という話。 昨日は利得が得られるような場合だけを考えたが、逆の場合もあるかもしれない。例えば経済学の税制の問題。段階的…