tkenichi の日記

毒舌皮肉系恥さらし日記

子育て資金をファンド化できないでしょうか


#思いつきのアイディアのためのカテゴリー[Idea]を作ってみました。


シグノーの世代間扶養モデルによる家族システムの経済学的分析があるが、家族の内部での子育て、扶養という資金の借入・返済活動を外部化できないだろうか?つまり、子育て資金を外部から投資してもらい、将来それを外部に返済するのである。個別への投資はリスクが大きすぎるので、間に金融機関が入ってポートフォリオを組む。奨学金・育英資金のファンド化と言ってもよい。


投資先を特定の年代に集中すると、償還期間が長期に固定してしまうので、乳幼児、小中学生、大学生などバランスのよいポートフォリオを考えて、償還日を定めずに常に追加募集していく、オープンな育英・奨学金制度にする。もちろん不慮の事故などの可能性もあるから、ファンドが投資先(つまり子供ね)へ保険もかけておく。投資を受ける側は、一括して資金を受け取り、それを返済していってもよいし、節目節目で資金を受け取るようにしてもよい。返済は扶養者(親)が行ってもよいし、ある年齢以上なら子供が自らの意志でさらに高等な教育を受けるために投資を受けてもよい。その場合は自分で返済する。


投資する側は、最初の10年間ぐらいは解約できないことにして、それから先は毎月一定額を受け取るようにしてもいいし、まとまったお金を引き出してもいい。つまり一種の変額年金のようなもの。結婚しない人の老後の資金調達のための有効な投資先の一つにならないかな。


これで出生率の低下の一つの原因である育児にかかるお金の問題は解決できないだろうか。同時に独身のまま過ごす人の老後の資金の問題も解決できたら一石二鳥。もちろんすぐに思い付く問題点もあって、

  • リターンがすぐには返って来ないので、解約が難しい
  • 返済の取り立てにコストがかかる

などなど。うまく制度化したり、税金からの補助がないと運用は難しいかな。でも頭の体操としては考えてみる価値ありませんかね?


以上、思い付き。