tkenichi の日記

毒舌皮肉系恥さらし日記

さきがけライブに行く

という自然科学系若手研究者の研究発表会のようなものを見に行きました。70ものブースがあって、それぞれとても興味深い研究を展示していました。専門的には情報通信の分野に興味があるのですが、ライフサイエンスや材料の分野にも専門外の人間が見ても面白そうな研究がたくさんありました。最先端ではますます分野の垣根がなくなってクロスオーバーしていく傾向があるように思えました。展示の内容はを見てもらえればいいのですが、『ホログラフィによる究極の3次元テレビをめざして』とか、『光パルスが伝播する様子を記録する』だとか、『カーボン系超潤滑薄膜で摩擦ゼロをめざす』とか、すごいものがいくつもあります。もちろん夢を追いかけているものもあり、実用化をめざしているものもあり、完成度はまちまちですが、なんでもあり的なところがまたいいのでしょう。


よかったのが出展者による60秒のショートプレゼンテーションです。60秒ですよ。まさにCMです。60秒の中に必要な情報と研究の先進性をうまく表現するのはとても難しいと思いますが、PowerPointのスライド1枚から多くて3枚程度の中にどの研究も見事に表現していました。個人的にはPowerPointは紙芝居みたいで理解の順序が強制されるので(追えなくなると眠くなってしまいます)基本的には嫌いなのですが、こういう使い方なら賛成です。他の学会もまねすればいいのにな。70人の研究者が60秒ずつ、途中数秒の準備があるので、ほぼぶっ通しで1時間半ぐらいになります。これだけの種類のプレゼンを一気に聞くのは圧巻です。脳が刺激を受けすぎました。