5点から作る3角形の面積に関する公式(証明編)
まず、面積は平行移動しても変わらないので、すべての点をだけ平行移動して、 は原点だと仮定しても一般性を失うことはない。
そこで証明すべきする式を書き直すと、
となる。*1
力技(というほどでもないが)で解いてみる。 のように成分表示して、展開すると、
- 第1項 =
- 第2項 =
- 第3項 =
となって、全部キャンセルする。
もうちょっと抽象化すると、これは Plucker 座標による Laplace 展開の特殊な場合である。4行4列の行列を
とすると、明らかにこの行列式は0で、上の2行と下の2行について Laplace 展開を書き下せば、上記の式が得られる。
次回は3次元に拡張して、空間上の点に関する4面体の体積に関する公式を作ってみる。