BEST SOFTWARE WRITING
- 作者: Joel Spolsky
- 出版社/メーカー: Apress
- 発売日: 2005/06/20
- メディア: ペーパーバック
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Joel on Software の人が選んだソフトウェアに関する読み物。それぞれのエントリーの前に編者からのひとことがついていて、それも面白い。Software Writing といってもコーディングに関する話ばかりではない。むしろ設計や言語の話、チームの管理の話やビジネスモデルの話まで。職業ソフトウェア開発者が読んだらもちろん面白いと思うけど、そういう人たちと一緒に仕事をする経営者や営業担当者が読んでも面白いんじゃないかな。
エリック・リッパートの有名なエッセイ「電球を替えるのにMicrosoft社員は何人必要か」は初めて全体を読んだけど、こういうのを経済学か経営学で説明できなかったっけ?
マイケル・”ランズ”・ロップの「ハマったときにどうするか」に共感を覚えるようだとヤバイのかもしれない。
Ruby に魅了されているものとしては、why the lucky stiff の「短時間の Ruby コース」がこの言語の楽しさを上手く伝えるドキュメントとして外せない。Ruby の文法が英語の自然言語に近く、いかに理解しやすいか。これが日本人の手で作られたことに、誇りを感じました。
ほとんどの文書はオンラインで公開されいているので、題名(英語の原題)で検索すれば原文が読めたりするのだけれど、日本語に翻訳されたものが印刷されているというのは、それはそれで価値がある。