タグチメソッドの本をいろいろ読む
- 作者: 矢野宏
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2003/10
- メディア: 単行本
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- 作者: 宮川雅巳
- 出版社/メーカー: 日科技連出版社
- 発売日: 2000/07
- メディア: 単行本
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今さらながらタグチメソッドのことを調べるためにいくつか本を読んでみた。
いわゆる品質工学と呼ばれている分野であるが、日本生まれでありながら、日本では意外なことにあまりメジャーにはなっていないらしい。分野として標準にはなっていないが、個々の技術者研究者レベルでは活用している人も多い。
新しい考え方を理解するには時間がかかるので、まだキーワードしか分かっていないものもあるが、簡単にまとめてみる。
- 製品の品質を上げることが目標
- 製品のばらつきによって消費者や社会に与える損失を少なくすること
- 品質管理とは違う
- 品質が欲しければ品質を測るな
- 不具合を修正するのではなく、不具合が発生しないような設計をする
- 設計手法として、パラメータ設計
- 道具としては、直交表、マハラノビス距離、SN比
- 適用範囲は機械製造に限らず広範囲に及ぶ
もう少し深く勉強するにあたり、
- 統計手法の理論的なところを追いかけてみる
- エンジニアの現場での事例を調べてみる
- ソフトウェア開発にどのように応用できるか考えてみる
などやってみたいところ。
バグ修正ではなくユニットテストとリファクタリングを繰り返して、ソフトウェアの品質を高めようとするのは、タグチメソッドに通じるものがあるのではないか?という気もするがどうなのだろうか。