コンピュータビジョン

周辺領域の研究の状況調査ということで、月曜日はコンピュータビジョンの研究会を聞きに行った。（http://vrl.sys.wakayama-u.ac.jp/CVIM/index.html）

画像認識によるジェスチャーや視線の推定、視線の情報によってPCやロボットの入力系に使う話、視線情報がコミュニケーションにどのように影響を及ぼすか、など素人にも興味深い話が満載。最後にサーベイ的な講演があったのもとても役に立ちました。

遠隔教育や会議などのシステムでは、現状ではカメラで撮影した動画を送るということを前提に通信帯域などの問題として語られることが多いが、原点に返ってコミュニケーションの問題として考えると、視線情報や表情情報があればかなりの用途には間に合ってしまうのかもしれない。

去年ビジョンチップ（http://www.k2.t.u-tokyo.ac.jp/vision/index-j.html）の話を聞いたときもぶったまげたが、確実にこの分野は実用化に向けて進んでいますよ。今は通信会社や自動車メーカーががんばっているけど、他の応用もきっといろいろあるはず。