tkenichi の日記

毒舌皮肉系恥さらし日記

イームズ展に行く

目黒美術館のイームズ展に行ってきました。特別美術関係に関心があるわけではないのですが、椅子の造形美はやっぱり写真で見るよりも、この目で見て、座って感じたかったのです。

内容は目的の椅子の他にもイームズ夫妻の足跡をたどるための、デッサン、写真、コレクションなど、どういうものから刺激を受けて、あのようなデザインを生んだのかがわかって(もちろん美術史的な意味などはわからないけど)楽しかった。オフィスの引き出しを自由にあけて見ることができる展示方法はアイディアものでした。

でも、一番感動したのは「ラ・シューズ」。実際座ることができるんだけど、この曲線の美しさ、身体をその中にゆだねた時の快適さ。虜になってしまいました。我ながら、椅子にこんなに感動してしまうとは・・・・・。

映像作品では、"Powers of Ten" に感動。ミクロからマクロの世界までのスケールの変化を映像で表現していくというもので、ネタ自体は科学雑誌などによく紹介されている類のものなんだけど、映像の作り方に舌を巻きました。同じテーマでCG作家などのコンテストをすれば面白そう。ミクロとマクロでよく似た構造が何度も現れるということはよく知られていることだけれども、豊かな構造が現れるスケール(人間の活動するスケール)と、単調なスケール(太陽系よりちょっと大きく、恒星間の距離よりも小さい)があるということも感じた。スケールフリーじゃないのかな。

美術館に行く前に東工大の学園祭をのぞいてみた。技術的に面白いネタがたくさん見つかったので、気が向いたらいくつか書いてみよう。