tkenichi の日記

毒舌皮肉系恥さらし日記

「メディアアート」って何?

この前の休日に都内某所のメディアアートの展覧会に行ってきました。

メディアアートとは、マルチメディアを取り入れた、インタラクティブなアート、とものの本には書いてあります。なるほど、体験する人の動きに応じて映像や音が変わるようなもの、ということらしいです。

でも残念ながらあまり感動しなかったんです。同じようなものなら、i-Tokyo や科学館の展示物などの方が面白さを感じます。自分自身が技術者の視点から見ているせいかもしれませんが、ついついどういう仕組みになっているのか考えてしまって、それがわかってしまうと、もう面白くない。メディアアートからテクノロジーを引き算した残りにあるべき芸術性がわからないんです。メディアアートの「アート」はどこに行ったの?きつい言い方をすれば、メディアやテクノロジーに寄生しているだけ。新しいテクノロジーで遊んでいるだけじゃないの?art は技術という意味もあるからこれでいいのか?

こういう鑑賞の仕方が悪いのかもしれないですね。「仮想空間」や「情報」や「力学」などの技術用語があまりに安直に使われているせいかもしれない。うーむ。メディアアートの楽しみ方、というのを無知な私に教えてやってください。

芸術の表現手段は不完全な方が、より芸術家の念を注ぎ込むことができるのかもしれない。