tkenichi の日記

毒舌皮肉系恥さらし日記

人間がボトルネック

人間はコミュニケーションをするのが好きなんだと思う。携帯電話やメールやチャット、新しいコミュニケーションの手段が生まれるたびに、コミュニケーションの能力が拡大されるような気がしてしまう。

しかし個人のコミュニケーションリソースには(個人差はあるとしても)限りがある。100人の友達と毎日コンタクトを取り続けるなんて不可能だ。

コミュニケーションのツールやシステムなどが新しく世に出る時、SNSでコミュニケーションが活発になって経済効果が○○円だとか、遠隔教育で離れていても生徒一人一人が直接指導を受けられるとか、無邪気な予想や広告が多いが、人間が介在する限りコミュニケーションのボトルネックが生まれて、そんなにうまく行くはずはないのではないだろうか。他にもそういう人間がボトルネックになっているシステムはたくさんあると思う。例えば、組織の意思決定者のところにできる決済の待ち行列とか。

で、コミュニケーションのシステムって、そういうボトルネックができにくいようにデザインされているのだろうか?かけることのできる時間や相手(対象)の数などは統計を取ればわかるだろうし、今までに活発に使われてきたコミュニケーションシステムの因果関係なんか調べると面白いかもなー。そのメカニズムがわかれば最適化問題を解けばボトルネックを極小化するシステムが作れるわけだし。