パレートの法則とロングテール(補足)
(売上の分布がベキ分布に従うという仮定の下で)80対20の法則が崩れるのは、パレート指数が変化するときだけではなくて、分布のグラフ全体が左に移動したときにもおこる。昨日と同じようにγ=1.2の時に数値実験。売上の分布が順位を x として に比例する場合は、
となるのは昨日みたとおり。この分布が に比例する場合を考えてみる。たとえば b = 100 とすると、
さらに b = 1000 とすると、
となって、上位2割が占める割合は小さくなっていく。
γの値を小さくしたときの計算結果も載せておこう。
γ = 0.8 とすると
γ = 0.6 とすると
となって、この場合も上位2割の占める割合は小さくなっていく。
さて、どちらが起こっているのでしょう??