tkenichi の日記

毒舌皮肉系恥さらし日記

ロボット&VR

青山であったイベントに行ってきました。

去年の秋に発表されたパイオニアのフローティングインターフェース(ニュース記事:パイオニア、立体映像ユーザーインタ−フェイスを開発)もありました。確かにインターフェースとしては面白いんだけど、研究段階の途中成果物といった趣きです。要素技術それぞれを取り出すと、目新しいものではなく、インテグレーションをこれから洗練させていかなくてはならないでしょうね。液晶の大きさなどのスペック数や、その上のコンテンツの競争をする前にやるべきことがあるような気がします。

VRについてはいまさら立体映像しか見せるものがないのか、という感じでがっかりしました。Xbox が一番人を呼んでいたのがその証明でしょう。

ロボットの方がテクノロジーの分野としては元気です。イベントは子供が大喜び。SFの中の世界ではなく、現実の世界でロボットが進化していくのを見ながら成長していく今の子供達は、大きくなった時にどんなことを考えるのでしょうか?

センサーの発達、小型化、リアルタイム処理、プログラマブルになって、体力のあるところだけじゃなくて、学生の研究や小さなプロジェクトなどの少ない予算のところでも、アイディアを実装しやすくなったのがロボットが面白くなってきた原因でしょう。携帯電話などの通信やネットとの融合は、道具がそろってきてアイディアで勝負できる今が研究としては旬の分野かもしれません。

ビジネスとしては、個人的な意見ですが、家庭向けやエンターテインメント向けのロボットよりも、産業用の方が現実的で将来性もあると思っています。ロボット研究で開発された技術が他の分野に転用される時にビジネスチャンスがやってくる、のかもしれません。